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包丁のプレゼントは縁起が悪い?刃物と縁切りの関係は?

包丁が縁切りのお守りになるという話、聞いたことがありますか?

また、包丁をプレゼントすること縁起がいいという意見、縁起が悪いという全く反対の
意見があります。

包丁をはじめ、はさみやナイフなどいたるところにある刃物。

刃物の縁起についてまとめました。

贈り物としての刃物の意味は!?

一説によると

「刃物には縁を切る意味があるので結婚の贈り物には向いていない。」
「包丁を送った相手とは縁が切れる。」

と言われています。

しかし、その何倍も「刃物の贈り物は縁起が良い。」という節があるのです。

神聖なものであるとされた刀

神戸の生田神社の境内にある包丁塚

日本では、昔から刃物、とりわけ刀は「神が宿るもの。」とされてきました。

刀鍛冶屋は刀を作るとき、白装束を着て鳥帽子をかぶり、神棚の前で仕事をしたのです。

刀は神に見守られながら造るべき、神聖なものとされていたからです。

刀がモチーフのお守りもたくさんあります。

料理職人は、愛用していた包丁が切れなくなると、感謝を込めて包丁を神社に返納し、塚としてお祀りしました。

それが包丁塚。

全国には、いたるところに包丁塚があります。

歴代の天皇が受け継いだとされる三種の神器のひとつは「剣」です。

剣をご神体とした神社も数多くあります。

●これまでの不運を絶つ。
●運を切り開くもの。
●魔除け

など良い意味を込めて、嫁に行く娘に持たせたりしました。

ちなみに、私が今使っている包丁は今の旦那からプレゼントされたものです。(現在も仲良くしています。)

包丁や刃物のプレゼントを気持ちよく行うために。

刃物が神聖なものでありますが、逆に「刃物を送るのは良くない。」という説があるのは事実。

ネット上でも

友人から刃物が送られてきたけど、どういう意味?

結婚祝いに包丁をおねだりして失敗したっ!

嫌いな人に包丁でも送ろうかな。

という声もありました。

確かに結婚祝いとして包丁をプレゼントするのは「切れる」を連想することから、良しとされていません。

そのため、親しい人から刃物をいただくと、どうしても「縁切り」を連想してしまうのですね。

包丁をプレゼントされた場合

包丁を含め、ナイフやはさみなどをプレゼントやお祝いでもらった場合は、相手に5円玉をお返しします。

これは、ご縁が切れないという意味があります。

また、刃物は譲渡されるより売買された方が縁起が良いとも言われ、たとえ5円でも払えば
売買にあたるのでしょうか。

愛嬌もこめて、5円玉をお返ししてください。

包丁・ナイフを送る場合

お祝いの気持ちを込めて包丁やナイフを送る場合、相手に前もって包丁の縁起を伝えて安心を与えておく。

縁起が良いものだというメッセージを添えるなどすると良いでしょう。

縁を切りたいからといって刃物を送っても逆効果。

縁を切りたいからといって、嫌いな相手に刃物を送るのは全くの逆効果だとわかります。

嫌いな相手に神聖なお守りを送る事になり、逆にパワーアップさせてしまいます。

刃物を使って縁切りしたいなら…

京都の八坂神社の境内にある刃物神社

刃物神社や包丁塚にお参りしよう。

京都の八坂神社の刃物神社は、縁切りのパワースポットとして知られています。

刃物神社が近くになくても包丁塚がある神社やお寺は、各地にあります。

包丁塚は、使えなくなった包丁が感謝の意味を込めて祀られているところ。

包丁塚にお参りし、悪縁が切れるようにお願いをするのがひとつです。

身近なところにお守りとして刃物をもつ。

「悪夢に悩んでいたので、タオルに包んだ包丁を枕元に置いて寝るようにしたら悪夢を見なくなった。」
というエピソードがあります。

切りたい縁があるなら、相手に送るのではなくむしろ自分が大切にお守りとして自らが持っておいた方が良いのですね。

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